2023年8月26日、16時27分、JAXA所属の古川聡宇宙飛行士を乗せたロケットが打ち上げられ、無事に成功しました。
今後、国際宇宙ステーション（ISS）へ向かい、ドッキングの後、様々なミッションに取り組みます。
古川聡宇宙飛行士やISSでのミッション、ロケットについて紹介します。
古川聡宇宙飛行士の経歴は
古川聡さんは 2011年6月8日にソユーズに搭乗し約5か月半の国際宇宙ステーション第28/29次長期滞在ミッションを行った経験のある宇宙飛行士です。
大学の医学部を卒業後、医学の臨床・研究に取り組む中、宇宙飛行士募集の案内をテレビで見ました。
その時、「これこそ自分が本当にやりたかったことだ」と直感が閃きました。
医師としての経験を十分に活かして宇宙飛行士として活動してみたいと思うようになり、挑戦することを決心し今に至ります。
ロケットについて
古川聡宇宙飛行士を宇宙に運んだロケットはイーロン・マスク氏が束ねるSpaceX社のクルー船とロケットです。
クルー船：クルードラゴン
- 高さ：8.14メートル
- 直径：4メートル
- 最大登場能力：7名（ISSミッション時は4名）
- 帰還時：海面に着陸
ロケット：ファルコン9
- 高さ：70メートル
- 段数：2段ロケット
- 直径3.7メートル
- 推進剤：液体酸素（LOX）およびケロシン（RP-1）
- 一段推進系：マーリンエンジン9基搭載（1基あたり86tonf）
ポチップ
ISSでのミッション
ISSでは「きぼう」⽇本実験棟での実験や技術実証を、地上の暮らしや、⽉や⽕星の国際宇宙探査につなげていくために超⼩型衛星放出ミッション等様々なミッションに取り組みます。
古川聡宇宙飛行士ISS長期滞在ミッションプレスキットB版 (jaxa.jp)より引用
1 【JWRS】次世代⽔再⽣実証システム 優れた⽇本独⾃の技術による⽔再⽣システムの軌道上実証を通して、持続可能な有⼈宇宙探査に貢献
2 【FLARE】⽕災安全性向上に向けた固体材料の燃焼現象に対する重⼒影響の評価 重⼒影響を考慮した世界初の材料燃焼性評価⼿法で宇宙⽕災安全性を向上させ、有⼈宇宙
探査の安全・安⼼と材料選択の⾃由度拡⼤に貢献
3 【Int-Ball 2】JEM船内可搬型ビデオカメラシステム実証2号機 ISS内を⾶び回る撮影ロボットで宇宙⾶⾏⼠の作業時間を軽減！
4 【Cell Gravisensing】細胞の重⼒センシング機構の解明 細胞の重⼒感受メカニズムを解明し、微⼩重⼒や寝たきりによる筋萎縮の予防に貢献する
5 【Space Organogenesis】微⼩重⼒環境を活⽤した⽴体臓器創出技術の開発 微⼩重⼒環境を利⽤した⽴体培養で、ヒト臓器創出に必要な要素技術を開発します
6 【J-SSOD】超⼩型衛星放出ミッション 「きぼう」だけが持つ機能！エアロックとロボットアームの連携で超⼩型衛星放出ニーズ
に応える
7 【i-SEEP】中型曝露実験アダプタを利⽤した船外曝露実験 「きぼう」の船外利⽤をより⾝近に。
8 【Kibo-RPC】第4回「きぼう」ロボットプログラミング競技会 ロボットプログラミング競技会を通じ、次世代⼈材育成と「きぼう」アジア利⽤拡⼤をめ
ざす。
9 【Asian Try Zero G 2023】アジアントライゼロG 2023 アジア・太平洋地域の⻘少年が考えた宇宙実験を「きぼう」でトライ！
10 【ELF】静電浮遊炉を使⽤した⾼精度熱物性測定 材料を浮かせて融かす― ⾼融点材料の隠されている性質を解明する。
11 【JAXA PCG】⾼品質タンパク質結晶⽣成実験 疾病関連タンパク質等の⾼精度構造データの取得と
将来の⺠間主体の事業実現に向けた知⾒の蓄積。
12 【Sperm Stem Cells】宇宙環境が精⼦幹細胞へ及ぼす影響の解析 低軌道船内環境における既知の精⼦形成異常の作⽤機序を理解し、精⼦形成異常に対する
まとめ
2023年8月26日、16時27分、JAXA所属の古川聡宇宙飛行士を乗せたロケットが打ち上げられ、無事に成功したことについて紹介しました。
今後、国際宇宙ステーションでのミッション等様々な取り組みが宇宙で行われます。今後の活躍を応援しましょう。
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